いわゆるちくのう症です。黄色や緑のドロ鼻が出て、鼻が臭います。症状が進むと鼻の中にポリープ(鼻茸)が生じて頑固な鼻詰まりを来したり、嗅覚も鈍くなることがあります。気管支喘息を持っておられるとさらに症状が強くなる傾向もあります。風邪をひくと増悪し、顔面痛や頭痛を生じるため非常に不快です。検査としては電子スコープによる鼻内観察、副鼻腔CTによる副鼻腔の確認が主となります。保存的治療としては鼻ネブライザー、鼻副鼻腔洗浄や抗生剤などの内服を行います。保存的治療で効果がない場合は手術を要することがあります。急性副鼻腔炎でも、風邪のたびに起こす方は手術適応になります。