のどの違和感[喉に関する症状]

3:のどの違和感[喉に関する症状]

1:慢性咽喉頭炎

飲み込むときにのどの奥でひっかかる感じがある、いつものどに痰がひっかかっている気がするなどの症状が多いです。炎症の有無を確認するためにファイバースコープなどで喉の状態を観察します。タバコやお酒などによる咽頭刺激が続いたり、急性咽喉頭炎が完全に治りきらないで治療を中断した場合などでおこることが多いといわれています。

2:咽喉頭異常感症

のどに異常を感じますが、診察では病状、つまり咽頭や喉頭に病状が見られない病気の総称です。心因的なものとか、更年期障害とも関連することがあります。

3:逆流性食道炎

胃酸などが食道に逆流することによって、食道の粘膜を刺激し炎症を起こす症状です。声がれ・咳払い・痰の切れない感じ・のどに何か詰まった感じ・飲み込みにくい・のどが痛いなど症状は多彩です。喉頭ファイバーで観察し、明らかな疾患がない場合は、問診で酸逆流症の可能性を判断します。また、胃酸を抑える薬を1~2週間程度内服して症状が改善するか確認する場合もあります。逆流性食道炎が実際にあるかは、胃カメラを受ける必要があります。

4:咽頭ガン

中咽頭ガンや下咽頭ガンの初期症状にのどの違和感があります。食べ物がのみこみにくい、および体重減少を伴う場合は、早めに検査が必要となります。